蕁麻疹がストレスが原因で顔や腕に出る??誰にでもありえる突然の蕁麻疹の治し方とは?

2016/04/18

Broke out with hives

・蕁麻疹の原因はまだまだ解明されていない

特発性蕁麻疹という、日頃は聞き慣れない蕁麻疹があります。簡単な定義として、この突然蕁麻疹で顔や腕が腫れてしまう症状が出ているけれど、原因が解らない蕁麻疹なのですね。

蕁麻疹は、食品が原因だったり温度差が原因だったりして色々と原因について情報が多いように思いますが、調べてみると意外にも原因不明の場合が7割を超えています。

蕁麻疹と言えば、体質が大きく関係してきますが、思春期以前は蕁麻疹で悩むことが多かった人でも大人になると忘れてしまうほど蕁麻疹とは疎遠になる人が多いようです。

しかし、ある程度の年齢になってから蕁麻疹で悩む大人も多いため、自分が発症した時に備えて基本的な治し方は覚えておきましょう。

・ストレス性蕁麻疹が発症するタイミング

蕁麻疹は少し赤くなり痒くなります。多くの人が経験している事です。特に女性の場合、肌に合わない乳液などを使ってしまって、少しだけ痒くなり無意識に掻いてしまってそのために肌が赤くなり、まるで蕁麻疹のような状態になることもあります。
化粧品などによる肌荒れが原因の場合は、ほとんどの場合は炎症を起こしているので治るまでにある程度の時間が必要です。

一方、蕁麻疹の場合は「気がつくと痒くなり、突然消えた」というような経験をされた方も多いでしょう。一過性の痒みで気がつくと少し赤くなっている、あるいは、はっきりと肌に膨らみの形が確認できるような状態になります。しかし、突然消えてしまう症例も多いのです。

ただし、蕁麻疹が長期に渡り体の同じ部位に発症するパターンもあり、このような場合は的確に痒み止めを塗るなどの治療が必要です。
場合によっては、その痒みによるストレスで体調不良に陥る場合もあるからです。

・蕁麻疹の基本的な治療方法について

治療に用いられる薬剤としては、抗ヒスタミン薬や、アレルギーが原因ならばアレルギーを抑えるアレルギー薬などがあります。
あるていど原因が判る場合は充分に効果が見込めるのですが、前述のように蕁麻疹によるストレスで症状が悪化する場合もあり、蕁麻疹に対して万能に効果のある薬は無いと考えることが正しいでしょう。

蕁麻疹は免疫機能が弱っている時や、精神面が不安定になっている場合に、体の部位に関係なく様々な形で発症します。
ですので、気がついた時にまず気持ちを落ち着けて対処することが大切です。

まず、我慢できないほどの痒みを伴うはっきりとした腫れが見受けられる場合は、病院で受診しましょう。体全体に発症し、腫れがひどい場合は、救急センターに電話してアドバイスを求めましょう。命にかかわる場合も実際にあります。

また、我慢できる範囲で自分で治療するばあいは、タオルなどを水で濡らして絞り、幹部に当てましょう。幹部を少し冷やすことで痒みが緩和されます。
ただし、氷で冷やすなどの強い冷やし方は逆に血管の拡張に結びつくため割けておくべきです。

ある程度の痒みを伴う蕁麻疹の場合は、とにかく掻かないことと、血管の拡張を避けることで痒みが治まります。血管の拡張は入浴や運動でも起きますので注意しましょう。
また、特に中高年層の皆さんは、高血圧の治療で血管の拡張を促す薬を常用している場合があると思いますが、蕁麻疹の痒みがひどいときは1日程度は投薬を割けましょう。

他に、蕁麻疹の治療薬ではありませんが痒みの緩和として虫刺され用の刺激の弱い軟膏も効果が期待できる場合もあります。